SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

戦国・江戸時代 武将 甲冑・刀剣・茶道具 博物館・美術館・城・茶室などを巡る拝見記。その他の雑記もあり。

2603 表千家北山会館 猶有斎 襲名茶事の跡見展

京都は北山

表千家北山会館

表千家十五代家元 猶有斎 襲名茶事の跡見展

期間:3月20日(金) ~ 5月26日(火)

「表千家当代家元 猶有斎は、平成30年に十五代家元を襲名しました。その披露の茶事が、令和2年から令和7年4月にかけて家元不審菴において催されました。また、昨年の11月には、その跡見の茶会が大寄せのかたちで催されました。
この度の特別展では、襲名茶事で使われた不審菴伝来の道具を通して、その趣向をたずねます。会期中、約80点の道具が展観されます。」(公式より)

黒茶碗 江岑銘 稲妻 道入(ノンコウ)作

ノンコウ七種のひとつ、薄作で黒釉の中に朱釉が流れ混じる。

11代碌々斎より襲名茶事で用いられるようになった。

不審庵では大切に扱われており「稲妻が出ている時は水屋を立って歩いてはいけない」とされているのだとか。

備前肩衝茶入 銘 布袋

名物。天正十五年(1587)に、利休が博多の箱崎での茶会に使用。「袋(仕服)ばかり立派なので、布袋と銘を付けた」とされる。

太田美作、万代屋宗観、伊丹屋宗不らの手を経て近年不審庵に納まった。

猶有斎の襲名茶事では不審庵の後座で使われた。

共筒茶杓 千少庵作

中節、蟻腰の茶杓。筒に「少(花押)」とある。

如心斎の替筒と箱書が添っている。

猶有斎の襲名茶事では不審庵の後座で使われた。

黒茶碗 (三井稲妻)道入(ノンコウ)作
「稲妻」より小ぶりながらノンコウ作で黒釉の中に朱釉が現れる様が似ている。

三井家より贈られた茶碗なので「三井稲妻」と呼ばれている。

襲名茶事では残月亭で使われた。

組立式茶室を拝見

その後

呈茶で終了

 

今回はなんといってもノンコウの「稲妻」でしょうか。

表千家伝来でなかなかお目にかかれ無い茶碗を観れて眼福でした。