2020-01-01から1年間の記事一覧
今年最後の更新です 2020年はコロナの影響で中止になったイベントが多く、更に移動の制限もあり博物館・美術館などへ行くのもままならない状態でしたが、「桃山」「麒麟がくる」「埋忠」などの展示は見応えがありました。 上記の特別展は全て時間指定の予約…
広島県福山市は鞆の浦 古代より潮待ちの港として知られた港町。 常夜燈 「安政六年己未七月」(1859年)に建造された、鞆の浦のシンボル。 鞆城跡 足利義昭が一時滞在したことで知られる。後に福島正則により大規模な改修が行われている。 現在は鞆の浦歴史…
鞆の浦 鞆の浦歴史民俗資料館 特別展「鞆幕府 将軍足利義昭~瀬戸内・海城・水軍~」 期間:10月8日(木)~11月23日(月) 金襴陣羽織 村上海賊ミュージアム蔵。金襴で細かな文様を配し、上部に丸に上の字の家紋をあしらった陣羽織。袖にはフリルの…
京都 茶道資料館 特別展「北野大茶湯 -天正から現代へ-」 期間:10月6日(火)~12月3日(木) 長闇堂記 奈良春日大社の神人・久保権太夫利世による茶の湯回想録。 天正15年(1587)10月1日、豊臣秀吉が京都・北野天満宮にて催した大茶会に久保権太夫は奈良衆36…
今回は京都 本能寺大寶殿宝物館 本能寺の変と天下人 期間:10月3日(土)~2021年1月31日(日) 豊臣秀吉肖像画 唐冠に白の直衣、虎の毛皮の上に座して背後に兜が配される。 江戸時代に描かれたものか、あまり見かけない像形である。 武田晴信感状 天文二十…
今回は安土 安土城考古博物館 特別展「信長と光秀の時代―戦国近江から天下統一へ―」 期間:10月10日(土)~11月23日(月) 六角氏式目 近江の戦国大名・六角氏が定めた戦国法、本文は六十七箇条からなる。正本は確認されておらず展示は元和9年(1623)八月…
今回も岐阜 岐阜県博物館 マイミュージアムギャラリー展示 増田孝コレクション 自筆書状の魅力 前期:戦国大名の書状を中心に 期間:9月19日(土)~10月18日(日) 伊達政宗書状 七月十三日付、和久宗是宛。内容は宗是の茶室開きの茶会に招かれた際…
今回は岐阜 駅前の信長像もマスク姿に・・・・やり過ぎでは? 岐阜県博物館 特別展「光秀が駆けぬけた戦国の岐阜」 期間:9月18日(金)~ 11月15日(日) 平絹地肌着 白衣に筒袖の部分が紺色の肌着。 付箋に「大かうさまめしたる御はためし」とあり森長可が秀吉…
名護屋城のほど近く、 茶苑「海月」 茶屋棟 こちらでは お抹茶がいただけます 茶屋棟の十畳間 続いては茶室棟へ 腰掛待合 茶室棟 四畳半の間の外観。躙口と刀掛もあります。 四畳半内部 こちらは八畳の広間 名護屋城跡には茶室の遺構が発見されており、文献…
今回も唐津ですが、ちょっと離れた 名護屋城博物館 企画展「鬼島津が遺したものー島津義弘と文禄・慶長の役ー」 期間:9月18日(金曜日)~11月 8日(日曜日) 肩衝茶入 ひょろりと背が高く、釉は薄い褐釉の上から白釉、黒釉を重ね掛けしている。 これは島津…
今回も唐津 近松寺 写真の山門は名護屋城よりの移築と伝わる。 近松門左衛門の墓(遺髪塚) 寺名はここからでしょうか。 太閤馬盥 名護屋城より移設された。太閤秀吉ゆかりのもの。 舞鶴園 曽呂利新左衛門作庭 織部灯籠 茶室「拈華庵」 解説では「唐津藩主小…
佐賀県は唐津 唐津城 寺沢広高により慶長年間に築城された。その際、名護屋城の遺材が多く使われたという。 現在の天守は昭和41年建設の模擬天守になる。 天守最上階より虹の松原方面の眺め 奥高麗茶碗 絵唐津沓茶碗 安田作兵衛所用 槍 明智光秀の家臣・斎藤…
京都は紫野 黄梅院 何度も訪れていますが、今回は撮影OKってことで再訪。 直中庭 千利休の作庭。 破頭庭 天正年間の作と伝わる。 水屋 茶室「昨夢軒」 紹鷗好の四畳半。紹鷗追善の為、娘婿の今井宗久(昨夢庵)が寄進したとされる。 床 茶室「東禅軒」 近…
京都 樂美術館 樂歴代 〜桃山、令和 紡ぐ茶碗〜 期間:9月12日(土) 〜 12月24日(木) 二彩獅子像 長次郎作 腹部に「天正二春 依命 長次良造之」在銘。 狩野永徳の唐獅子にも通じる桃山時代らしい躍動感溢れる作品。 利休の命を受け造られた茶碗群とは対極…
京都 出町柳界隈 三井家下鴨別邸 豪商・三井家の別邸。 通常は主屋一階と庭園のみ公開ですが、今回は 「名残りの青紅葉〜茶室円窓より~菓匠「笹屋伊織」オリジナル京菓子の提供」 茶室に伺いました。 こちらが、その茶室 江戸時代末期に建てられたと考えら…
今回も福知山 お城の北側にあるのが 旧松村家住宅 大正年間の建物で、建設会社松村組の創始者である松村勇吉の社屋兼住宅として建てられた。 現在は洋菓子販売を手がけている足立音衛門の本店となっています。 洋館もあります。 御殿 内部も凄そうです。 主…
京都は福知山 福知山城 御存じ明智光秀の城です。 五輪塔や石仏、灯籠など「転用石」が使われています。 右が光秀時代、左が江戸時代の石垣なのだそう。 天守最上階から鬼ヶ城・大江山方面の眺め さて内部の展示では 朽木玄綱所用 四ツ目結紋具足 朽木玄綱は…
今回も大阪 東洋陶磁美術館 特別展「天目 -中国黒釉の美」 期間:6月2日(火) ~11月8日(日) 木葉天目 加賀藩前田家伝来 禾目天目 玳皮天目 ここからは、その他展示から 粉青粉引瓶 加賀藩前田家伝来 白磁壺 志賀直哉旧蔵 織部切落四方手鉢 色絵椿紋輪花向付…
今回は大阪 中之島香雪美術館 企画展「茶の湯の器と書画―香雪美術館所蔵優品選」 期間:6月13日(土)~8月30日(日) 二重切花入 銘 六幽 松花堂昭乗作 背が「く」の字に曲がった竹花入。「六幽」とは中国で天地四方の果ての事。 松平不昧が所持。その不昧…
篠脇城の対岸にあるのが 古今伝授の里フィールドミュージアム。 正確には明建神社、篠脇城、東氏館跡庭園などもフィールドミュージアム(野外博物館)の構成要素となっている。 これから紹介するのはコアとなる施設。 東氏記念館 東氏の史資料や、東氏館跡か…
今回も郡上市。 八幡町から車で15分、大和町へ 明建神社 東氏の氏神・妙見大菩薩を祀る。妙見宮。 常緑・宗祇連歌碑 現地の説明版によると 「花盛りところも神の御山かな 常縁 桜に匂ふ峯の榊葉 宗祇 文明三年(一四七一)、連歌師宗祇は東常縁を訪ねて古今…
郡上八幡博覧館の展示から 「湧水のほとりで別れを惜しむ宗祇と常縁」 古今伝授を終え、京に帰る宗祇を見送る場面を人形を使って再現している。 水をたたえた祠は現在も「宗祇水」として現存しています。 宗祇水 文明三年(1471)宗祇が郡上の領主・東常縁か…
郡上続き 慈恩禅寺 慶長11年(1606)郡上八幡城主・遠藤慶隆が開基となり、妙心寺の円明国師を勤請し、その高弟・半山禅師を迎え、釈迦如来を本尊とし創建された。 書院 荎草園 江戸時代初期に作庭された、室町様式の禅宗庭園 水琴窟 枯山水の中庭 町を散策…
郡上3回目は 斎藤美術館 茶室「龍庵」 中庭にある茶室 内部は三畳台目 腰掛待合 黒楽平茶碗 銘 浅瀬 道入作 肩衝茶入 仁清作 竹茶杓 古田織部作 共筒茶杓 銘 玉箒 小堀遠州作 一行書「夢」 江月宗玩筆 宗祇消息 九月廿四日付、寿官(大宮長興)宛。内容は寿…
郡上第二弾 郡上八幡城を降りたところにあるのは 遠郷山安養寺 安養寺は佐々木高綱の三男・高重が出家し親鸞聖人の弟子となり、康元元年(1256)江州蒲生郡に安要寺を開山したのが始まりと伝えられてる。六世仲淳の時代に岐阜県安八に移り、蓮如上人から…
岐阜県は郡上 早速、郡上八幡城を目指します 途中には 山内一豊と妻の像 所説あるそうですが、一豊の妻・千代は郡上八幡城主・遠藤盛数の娘とする説があるそうです。 郡上八幡城 永禄2年(1559)遠藤盛数により築城されたのが始まり。 現在の天守は昭和8年(1…
今回は彦根 彦根城博物館 拵-井伊家伝来刀装選- 期間:7月17日(金)~8月18日(火) 井伊直政所用 黒蝋色塗鞘大小拵 井伊直孝所用 黒いぢいぢ塗鞘大小拵 井伊直孝所用 朱漆塗蛭巻鞘大小拵 井伊直弼所用 黒蝋色塗鞘大小拵 金梨子地菊紋蒔絵鞘糸巻太刀拵 12…
今回は京都 本能寺 大賓殿宝物館 本能寺寺宝展と信長×光秀 期間:5月18日(月)~9月30日(水) 伝光秀公御兜 鉄錆地六十二間筋兜に三鈷剣の前立が付く。光秀の曾祖父ともされる明智玄宣の兜の前立も同様の三鈷剣が付き、それを踏襲したとされる。 某所にあ…
今回は大阪 大阪くらしの今昔館 特別展「和紙の建築模型 建築起こし絵図―茶室と社寺と即位図と」 期間:6月3日(水)~7月12日(日) 「本展では、和紙で作った建築起こし絵図を一堂に展観し、平面図や立面図では分からない建築空間の魅力を楽しんでいただ…
今回は大阪 逸翁美術館 わびとサビとはどう違う? 期間:5月30日(土)~9月6日(日) 丹波太鼓胴水指 赤土部を塗って焼かれ、側面には黄褐色の厚い釉が掛かる。青磁のものがよく知られているが、それとはやや異なる形をしていて面白い。 松花堂昭乗所持。 白楽…