SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

戦国・江戸時代 武将 甲冑・刀剣・茶道具 博物館・美術館・城・茶室などを巡る拝見記。その他の雑記もあり。

2403 藤田美術館 「筆」「咲」「竹」

大阪

藤田美術館

竹図屏風 狩野永徳

二重切竹花入 銘 よなが 千利休
天正18年(1590)、利休が豊臣秀吉の小田原攻めに随行した時、韮山の竹を使って作った3つの花入「よなが」「尺八」「園城寺」の内のひとつ。

よながの背面。上に「よなか」と銘があり、下に利休の花押(ケラ判)が記されている。

舟形花入 千宗旦

底面に宗旦の花押がある。

茶杓 銘 松風 千宗旦
宗旦は「松風」「村雨」の2本の茶杓を作り、「松風」を4男・宗室へ、「村雨」を3男・宗左に譲った。
共筒には「松風 不審」とある。

聚楽行幸歌六十八首巻物 烏丸光廣筆
天正16年(1588)後陽成天皇聚楽第行幸した際の和歌会で詠まれた歌を、後に烏丸光廣が書写したもの。
もちろん筆頭は「関白豊臣秀吉」である。

銹絵絵替角皿 十枚のうち 作:尾形乾山 絵:尾形光琳