SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

戦国・江戸時代 武将 甲冑・刀剣・茶道具 博物館・美術館・城・茶室などを巡る拝見記。その他の雑記もあり。

2504 徳川美術館 千代姫の華麗なる生涯

今回は名古屋

徳川美術館

 

最初は名品コレクション展示から

唐物茶壺 銘 大般若

大名物、徳川家康徳川頼宣所用 伊予西条松平家伝来

茶杓 千利休

表千家5代・随流斎追筒、大徳寺三玄院伝来

企画展「千代姫の華麗なる生涯」

期間:4.12 (土)~6.08 (日)

和歌色紙「大かたの」徳川家光

春日局消息

十一月十三日付、権大納言(橋本実勝娘)宛。

純金台子皆具

千代姫(尾張家2代・徳川光友正室)所用

染付花唐草文茶碗

寛永19年(1642)徳川家光より徳川光友拝領。翌20年に光友の父である尾張初代・義直が本椀披露の茶会を開き、点前を小堀遠州が披露した。

小倉色紙「百しきや」藤原定家

大名物。徳川家光寛永六年(16299の茶会で使用した記録が残る。

その後、千代姫が尾張徳川家に入輿する際に持参したとみられる。

葵桐紋松藤蒔絵机

千代姫所用であるが、制作年代は古く葵紋と五七桐紋から豊臣秀吉正室となった徳川家光の姉・千姫の所用品とする説がある。

 

千代姫は三代将軍・徳川家光の第一子で当初、男子に恵まれなかった家光の後継ぎを確保するため、幼少期に尾張徳川家2代・光友と縁組している。

寛永16年(1639)、千代姫が、尾張徳川家2代光友に嫁ぐ際の婚礼調度は「初音の調度」として現在国宝となっています。